日本大学医学部外科学系呼吸器外科学分野 [日本]
日本大学病院病理診断科 [日本]
日本大学医学部内科学系呼吸器内科学分野 [日本]
2024 年 83 巻 6 号 p. 221-224
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54 歳,女性.Ⅰ型糖尿病で治療中であった.病状悪化を認めたため,全身精査の CT を行ったところ,右下葉に径 6 mm 大の一部充実成分を含むすりガラス濃度結節が指摘された.経時的に消退しないため原発性肺腺癌を疑い,診断かつ治療目的に切除し,病理学的に孤立性肺毛細血管腫 (Solitary Pulmonary Capillary Hemangioma:SPCH) と診断された.SPCH は稀な疾患であり,CT 所見では原発性肺腺癌との鑑別が困難である.文献的考察を含めて報告する.
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