抄録
古くから農業分野において,植物に電気刺激を与えることで成長促進や収穫量が増産する現象は注目をあつめていた.20世紀には電気栽培の試みがなされ,適度な電界で植物の成長が促進する研究報告がされているが,そのバイオメカニズムについては不明な点が多い.工業分野においては,パルスパワー装置が高性能になり,技術の進歩から医療や環境といった広い分野での応用が期待されている.本研究では,植物の種子にパルスパワーを用いて直接高電圧を印加することで発芽率や成長にどのような影響をあたえるのか調べた.また,ヘリウムガス存在下においてもプラズマを照射しその検討を行った.