抄録
大分高専では,工業の中核となる各専門学科の技術者を育成しつつ農学の素養も持たせる教育を行う取り組みを始めた.教育カリキュラムへの導入の試金石として,専攻科1年生を対象とした必修科目「プロジェクト実験Ⅰ」において,アグリエンジニアリング導入教育を試みたので報告する.本科目はPBL対応科目として専攻科1年生全学生がグループを作り,互いの専門を生かし,協力しながら与えられた課題に挑む.グループで構想を練った企画を,種々の学問や技術を統合して決められた制約条件の下でものづくりを行う.いわゆるデザイン能力が要求される.毎年,課題は変更されるが,平成27年度はアグリエンジニアリング導入教育の一環として「自動植物栽培システムの製作」を行った.