帯広大谷短期大学紀要
Online ISSN : 2424-1881
Print ISSN : 0286-7354
ISSN-L : 0286-7354
食品の嗜好に関する研究 第5報
食品の嗜好類似性について
山下 昭池添 博彦
著者情報
ジャーナル フリー

1975 年 12 巻 p. A1-A7

詳細
抄録
1.食品の嗜好面からみた類似性を相関係数(嗜好類似係数)によって分析した。2. HSV値の近似している食品相互の相関係数は高く,特に好まれる度合の強いもの同志で大きい。3.肉類で豚肉,羊肉,牛肉相互および豚肉と鶏肉,穀類でスパゲッティとラーメンおよびウドン,大豆食品で油揚げとガンモドキ,果実類でミカンとイチゴ,肉製品でハムとソーセージ,菓子類でケーキとチョコレート,飲料でビールと酒,調理食品でライスカレーとトーストの各々の間の相関度合は強く,各食品群中では嗜好類似性が大きい。この内,飲料のビールと酒ぱ嫌われる傾向がほぼ同様のもので,その他の食品は好まれる傾向が一致している。
著者関連情報
© 1975 帯広大谷短期大学
前の記事 次の記事
feedback
Top