帯広大谷短期大学紀要
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論文
精神障害者の「語り」を対象とした質的研究の意義
やどかり研究所報告・交流集会における研究報告から
阿部 好恵
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キーワード: 精神障害者, 語り, 質的研究
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2011 年 48 巻 p. 87-98

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抄録

社団法人やどかりの里では,年1回やどかり研究所報告・交流集会が開催される.この集会の過去5年間の記録における研究報告は,量的研究に比べ質的研究が多い.また活動に参加する当事者の「語り」を対象とした質的研究に着目すると,その多くにエスノメソドロジーの特徴が見られた.このことは,約35年前の「相互研修会」の記録の中で既に示されていた自明性の重要性の指摘にも通じるものであり,当事者の「語り」の質的研究が今後も継続することの重要性が示唆された。

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