耳鼻咽喉科展望
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第33回 日本医用エアロゾル研究会
アレルギー性鼻炎治療用噴霧剤の付加価値型後発医薬品データベースの有用性
角山 茜玉城 武範飯塚 敏美有海 秀人宮崎 智子城戸 美好熊井 惠美野田 敏宏大戸 茂弘吉山 友二
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2010 年 53 巻 Supplement2 号 p. s85-s89

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抄録
先発医薬品との同等性を持ちながら, 味や大きさなど製剤学的あるいは包装に関する工夫が施された後発医薬品である付加価値型後発医薬品が注目されている。我々は付加価値GEの情報を提供するため, 付加価値型後発医薬品データベースを作成した。
今回は, 作成したデータべースの臨床における有用性を明らかにするために, アレルギー性鼻炎治療用噴霧剤のフルチカゾンの付加価値型後発医薬品に変更した患者を対象とし, 変更後の治療効果と使用感向上について検討した。
付加価値型後発医薬品は先発医薬品と同等の治療効果を有していることが示唆された。また, 付加価値型後発医薬品の使用を望む患者の存在がアンケートにより明らかとなった。後発医薬品の選択時に選択肢の一つとして付加価値型後発医薬品を考慮することで, より患者のニーズにあった後発医薬品を選択できる可能性が示唆された。総じて作成した付加価値型後発医薬品データベースは臨床使用に供する有用な情報源であるといえる。
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© 2010 耳鼻咽喉科展望会
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