大阪大学 レーザーエネルギー学研究センター
2015 年 84 巻 12 号 p. 1101-1106
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光で自由電荷を作ると,電荷は移動する.電荷が移動すれば,電磁波を放射する.光が極短光パルスであれば,電荷の生成と移動が,高速で誘発され,テラヘルツ電磁波となる.フェムト秒レーザーを走査して,その電磁波のマッピングをとれば,電荷の動きを反映したイメージングが可能となる.我々はこれまで,レーザー走査型テラヘルツ放射顕微鏡(LTEM)を提案し,開発を続けてきた.本稿では,LTEMの最近の進展と応用分野開拓への取り組みを紹介する.
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