東京工業大学 科学技術創成研究院フロンティア材料研究所
2017 年 86 巻 5 号 p. 381-386
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1980年代に1次元・2次元系を対象として理論構築が始まった物質中のトポロジーが2016年のノーベル物理学賞に輝いた.トポロジー効果に相対論効果を加え,舞台も自然に存在する3次元のバルク物質に移すことにより,今世紀になって物性物理学や物質科学が既存の延長線上にない不連続な進化を起こしつつある.応用にも革新をもたらすことが期待されるトポロジカル絶縁体とトポロジカル超伝導体について,物質・物性・機能の観点から研究の現状を紹介する.
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