応用物理
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信越化学工業(株)における企業内教育とOJT
本宮 達彦
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1987 年 56 巻 4 号 p. 449-452

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抄録
企業における技術者,研究者の教育はその企業の技術力を左右する重要な因子である.大学では講義や実験が中心であり,将来実社会で活躍するための基礎力を身につけることが主眼となる,これに対し企業では,日常の業務を中心に短期的な教育プログラムを補助手段として教育が行なわれる,代表的なものがOJT (オンザジョブトレーニング)である.ここではチームワークが重視され,技術の伝承,体験が中心となる点で火学内教育と根本的に異なる.また,その方向性はその時々の経済情勢(企業戦略)によって左右される,他方,独創的自主技術の開発要望も高まりつつあり,企業内教育の見直しも進行しつつある.基本は各自のやる気である.
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© 社団法人 応用物理学会
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