応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
干渉相関法の超高速光計測への応用
長沼 和則
著者情報
ジャーナル フリー

1993 年 62 巻 9 号 p. 915-918

詳細
抄録

近年のフェムト秒光源技術は,光の位相の積極的利用へと歩を進めてきた.これに応じて,光パルスの位相特性の測定法が必要である.本稿では,このための,相関法を利用したパルス測定法について述べる.干渉計を用いて得られるインターフェログラムと干渉第2高調波発生 (SHG) 干渉相関データをフーリ工変換した後,繰り返し計算に掛けることによって,波形に関する仮定を置かずにパルス波形と瞬時周波数が再構築される.このような詳細なパルス測定は,光源の物性測定,また発生パルス幅制限要因の解明に有効である.

著者関連情報
© 社団法人 応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top