東京工業大学工学部有機材料工学科 シャープ株式会社液晶天理開発本部TFT開発センター
東京工業大学工学部有機材料工学科
1996 年 65 巻 10 号 p. 1029-1034
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液晶の中には強誘電性や反強誘電性を承す相がある.これらの液晶相を利用した表示方式は次世代の液晶ディスプレイとして研究されている.しかし,基礎的な面での理解は遅れ,液晶における反強誘電性の発現機構についての定説も確立していない.本稿では従来の説を概観するとともに,筆者らが最近提案している面内分極による安定機構を解説する.また,強誘電状態と笈強誘電状態の競合の上に発現する可能性のある無閾反強誘電状態について紹介する.
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