群馬大学工学部生物化学工学科
2000 年 69 巻 3 号 p. 301-304
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近年になって,気相中のみならず地下水や上水などの環境汚染が問題となっている.それらの含有量が微量であること,また微生物処理では分解できない物質も含むことなどから,水中プラズマ処理が脚光を浴びるようになった.パルス状電圧を水中で放電させることにより,各種活性種が生成し,それらの働きで水中に溶解している微量有機物質が分解除去されることが報告されている.まだ研究途上であるが,それらの概要,ならびに水中パルス放電の応用分野について解説する.