非金銭活動と金銭価値を精緻な構造で結ぶ基本原理

複雑で多元的原価作用因の求源可能なモデル化理論とその拡大

抄録

企業や政府のコスト削減と構造改革には、コスト作用因を構造的に把握しモデル上のWhat-If探求が不可欠である。だが、現状の理論では、多種の非金銭価値で表される活動とコストの精緻な関係を辿りがたく、未来指向の管理・計画システムには、モデル形成上の重大な空白がある。筆者が追求した根源的原理とその展開を巨大テーブル群技術（構造マトリクス技法）の上で展開し、21世紀の経済、生産、エネルギー、環境を横断する体系としたい。