主催: 横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
事業戦略において競合他社との関係を考慮するSWOT分析が知られている。この分析を支援するために、本発表ではデータ包絡分析技法でアプローチすることを議論する。元来のDEAは個々の事業体の強みの分析法を提示し、その双対問題として弱みの分析にも利用されてきたが、我々は「少しの努力で効率的な事業体になれるというチャンス」や「油断すると他の事業体にすぐに追い越されるという脅威」を定量的に示す手法の開発を提案する。簡単な事例を用いて、この種のシステムズ・アプローチが暗黙であったナレッジの形式化に有用であり、かつ、強力であることを示す。