横幹連合コンファレンス予稿集
第4回横幹連合コンファレンス
セッションID: 1A3-1
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かわいさとインタラクティビティ
*椎塚 久雄橋爪 絢子
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抄録
キャラクターの“おもしろさ”や“親しみやすさ”はどこからくるのか。どのような要素を持ったキャラクターが指示されヒットするのか。このような疑問は大方の人々が抱いているであろう。つまり、ヒットするキャラクターは、それを創るクリエーターの経験とか勘だけで創造されるものと思われている。もちろん、経験則から得られるある種の法則は存在するのは事実である。一方、キャラクターは、いわゆる「人工物」が発する何らかの情報を受け取ることで、われわれが、そこから受ける認知体系の反応の結果であると考えられるが、これは必ずしも人工物である必要はない。例えば、それが「人間」であってもかまわない。つまり、その人個人が発するキャラクターである。よく言われるように、「あの人は良いキャラだ」などというのは、人のキャラクターを意味している。 本稿では、まず、ヒットキャラクターを概観し、それらの持つ特徴について述べる。そして、キャラクターのインタラクティブ性について議論している。キャラクターの持つインタラクティブ度を決定づけている要素は、そのキャラクターが持っている物語性に関係していることを示している。そして、さらに「かわいさ」と「インタラクティビティ」について考察している。
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© 2011 (NPO)横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
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