バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集
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アルコール中毒ラットの肝細胞における細胞囲い込みのプロセスについての考察(一般講演,医療の将来とソフトコンピューティング)
牧野 健一平野 英保朝長 健太嵐谷 奎一欅田 尚樹
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p. 33-34

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抄録
我々はGene Expression Programming (GEP)により、アルコール中毒ラットの肝臓に線維化をおこす事に成功した。なかでもPro, Gly, Cys, Alaを用いたGEPプログラムは非常に線維化の効果が高く、ラットの肝臓全体に網の目のように細胞辺縁線維化が発生する。そして衰えたラットは著しい体重の減少を示す。今回我々は細胞辺縁線維化により細胞が囲い込まれるプロセスを肝臓切片の画像から考察した。そのプロセスは、細胞の囲い込みから、細胞内器官の融解現象、硝子化、線維化に至り、その過程は極めて順序正しく行われる物と分かった。
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© 2003 バイオメディカル・ファジィ・システム学会
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