バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集
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Protein Expression Programmingにおけるコマンド理論と線維化(一般講演,医療の将来とソフトコンピューティング)
朝長 健太平野 英保牧野 健一嵐谷 奎一欅田 尚樹
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p. 35-38

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抄録
組織構築を行うにあたり、Gene Expression Programming (GEP)とProtein Expression Programming (PEP)の分子コマンドを断続的に与えても、線維化は起こらないという結果より、組織構築には遺伝子発現のON, OFFは必須であることが次第に明らかになってきている。GEPにより組織構築の制御をすることはよく知られているが、さらにPEPを使用することにより組織構築の制御を促進できることも分かってきた。そこで、タンパク発現の制御メカニズムに理論的考察を行ってみた。それにより、肝臓の線維化の場面で、アミノ酸コマンドPro, Gly, Cysを加えることなく、ノンコラーゲンタンパクに多く含まれているアミノ酸(Met, Tyr, Leu, Val)を加えて、(特に、Metの投与は線維化を抑えるという報告があるが)ラットの肝臓に縁組を発現させることが出来た。
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© 2003 バイオメディカル・ファジィ・システム学会
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