抄録
組織構築を行うにあたり、Protein Expression Programming (PEP)の手法のひとつであるカウンターコマンドを使い、肝臓の線維化の場面で、ノンコラーゲンタンパクに多く含まれているアミノ酸(Met, Tyr, Leu, Val)を加えて、(特に、Metの投与は線維化を抑えるという報告があるが)ラットの肝臓に線維を発現させることが出来た。しかし、発現したコラーゲンの量はGly, Pro, Cys, Alaを与えたときに比べ少なく、不満を残すものであった。そこで、いままではコラーゲンから決定していたカウンターコマンドを、線維化の構成タンパクであるコラーゲン・エラスチン(モル比は7:3とする)から決定し、PEPのクンパク質発現効果とそれに沿ったカウンターコマンドの理論について考察する。