バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集
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鬼道におけるタイプ2 型ファジィ事象の役割
堀 芳樹
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p. 255-256

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抄録

植村や堀と椿によって、ファジィ推論においては、ノーデータ問題でも分布が二つ必要であることが指摘されている。ファジィ理論では、曖昧さにはFuzzyness とVaguness の二つの概念があり、Fuzzyness のほうは、主観可能性分布で規定し、Vaguness の方は、ファジィ事象のメンバシップ関数で規定する。ここで、メンバシップ関数は、事象をぼやけたファジィ事象に変換・写像する関数であることに注意されたい。従って、写像の拡張原理が適用なり、ファジィ効用関数が導出され、マックスプロダクト演算後、最大の可能性測度を有する行動を最適行動とするのが、ファジィベイズ意思決定法則である。また、タイプ2 型ファジィ事象は、無差別領域を持ち、そのメタ分布はVaguness 上のPossibility を表す。本稿では、タイプ2 型ファジィ事象を有するファジィベイズ意思決定法則を宗教的にこの世のあり方を鬼道から捉え、鬼道におけるタイプ2 型ファジィ集合の役割を述べる。

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© 2015 バイオメディカル・ファジィ・システム学会
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