バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集
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日勤看護業務にともなう日周性疲労とヘルスニーズの実態
*吉村 梓*加藤 亜美*佐伯 亜香里*工藤 加央里*下山 千恵*上野 麻未*橋口 暢子*能登 裕子
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p. 35

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抄録
1.はじめに 医療従事者の勤務による疲労回復を効果的に図るためには、ヘルスニーズを扱う疫学研究、実際の業 務を踏まえた調査・測定項目に関する知見が必要と考える。特に整形外科では患者の介助による看護師 の身体的負担が大きいといわれている。本研究の目的は整形外科病棟の看護師を対象に、主観評価と 生理・物理測定を用いたフィールド調査を行い、日勤勤務による日周性疲労、身体的・精神的ヘルスニー ズの実態を明らかにすることである。 2.研究方法 病棟看護師37名を対象に、勤務前後の自覚症状や疲労部位、身体的・精神的ヘルスニーズに関連す る業務内容などのアンケート調査と体組成の測定、勤務中の活動量の測定を行い、慢性的なヘルスニー ズの把握と勤務前後の比較を行った。本研究は、研究代表者の所属機関の倫理委員会の承認(許可番 号:24213)を得て実施した。 3.結果 過去1年以内の筋骨格系の問題は腰部・肩・首の割合が多かった。勤務後には「頭が重い」、「足がだる い」、「横になりたい」などの症状が増加し、疲労部位は首・腰・膝・肩が多かった。身体的負担を感じる業 務は「移乗」、「清潔援助」が多かった。一方で、「気分が悪い」、「眠い」などは勤務前後の差はなかった。 PC作業に関する負担の背景としては台の高さ、椅子、肘の支えなどが挙がった。体組成では勤務後に水 分量・筋肉量・タンパク質量が増加したが、体重に変化はなかった。 4.考察・結論 看護師の病棟業務にともなうヘルスニーズは幅広いこと、またPC作業も身体的負担の一因であることが 示唆された。今後、活動量や生理値との関係についても分析を行い、ヘルスニーズに即した支援策を検 討していく必要がある。
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