主催: 日本心理学会第89回大会実行委員会
会議名: 日本心理学会第89回大会
回次: 89
開催地: 東北学院大学
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
TEA(複線径路等至性アプローチ)は記号論的文化心理学における質的研究法であり、時間を捨象せず人生のプロセスを記述するところに特徴がある。2004年にそのアイディアが初めて公表されて以来、心理学のみならず様々な分野において研究が行われている。海外諸国においても使用されている。このワークショップでは、TEAの理論的進展に焦点をあてる。第一に、基礎編に引き続き、TEAの基本的概念について確認したあと質的研究におけるTEAの位置を確認する。第二に、簡単なインタビューデータを例示して、現在、開発中である「データ分節化を徹底した後に行う分岐点分析」についてその考え方ややり方について説明する。第三に、最近の理論的進展について解説する。関係の質を構造化して理解する関係学、フランスの哲学者シモンドンの展結(Transduction)、にくわえ、人類学における移境態(liminality)の概念について、それぞれの考え方を概説したのちTEAに活用する可能性について考えていく。第四に時期区分の真正性を高めるためのクロスチェック表について解説する。基礎編とあわせて受講いただきたい。