産業連関
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CO2抑制策の経済・エネルギー需給に及ぽす影響
矢島 昭内田 光穂
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1991 年 2 巻 4 号 p. 43-49

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抄録
 地球温暖化の主因である二酸化炭素(CO2) を世界的規模の協力によって21世紀初頭までにいかに抑制するかは,いま地球上最大の国際問題である。まず日本経済はこの要請に耐えうるか,経済成長の犠牲を最少に抑え,炭素税導入による価格効果や技術革新効果がどこまで有効であるか等,I-O分析家にとっては絶好の分析目標といえよう。以下電力中央研究所の多部門モデルによって日本経済の2005年までの政策シミュレーションを行い政策効果の総合的評価を検討する。
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© 1991 環太平洋産業連関分析学会
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