産業連関
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アジア太平洋地域の国際産業連関
佐野 敬夫玉村 千治
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1994 年 5 巻 1 号 p. 19-30

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抄録

 日本・ヨーロッパなどの不況のなかで,東アジアの経済発展はいぜんとして活力をつづけ,世界経済の「成長の極」となっている。アジア経済研究所はアジア8力関(中・韓・合ならびにアセアン5カ国)と日本・米露を含む10カ国の国際I-O表を一咋年9月に完成したが,本誌ではこのなかから日・米・韓とアセアン5カ国を中心に1975-1985年の期間について国際I-O分析を試みる。東アジアの激動はとくに1985年のプラザ合意を転機として始まるが,この前の10年間でもこの大変動のための底流が着実に起こっており,この興味深い発展のプロセスが日・米経済との関連において以下に紹介される。

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© 1994 環太平洋産業連関分析学会
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