産業連関
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日本経済のルネッサンスは再来するか(2)
―部門別デフレギャップの実態と財政再建策―
宍戸 駿太郎
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2000 年 9 巻 4 号 p. 10-17

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抄録

 日本経済の低迷は曇天模様のなかで続いている。計測によると部門別の稼働率は平均で65%で,これか四半世紀に及んだ慢性的「政策不況」の帰結である。このままでは失業と社会不安や円高圧力は中長期的に継続する。IT革命のみで、このギャップを埋めるには,あまりにも深刻で,いまや日本経済にはニューディール型の巨大なインパクトが不可欠である。21世紀初頭の長期戦略として,まず経済を5%台の回復軌道にのせ,デフレギャップを解決させつつ,次いで大胆な財政再建という長期2段階の再建方式を提案する。

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© 2000 環太平洋産業連関分析学会
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