日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
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ホットプレス法により作製した一価および二価金属イオン固溶β型リン酸三カルシウム焼結体の機械
吉田 克己三田村 昌宜橋本 和明戸田 善朝金澤 孝文宇田川 重和
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p. 12

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抄録
一価および二価金属イオンを固溶させたβ-TCPをホットプレス焼結し, 得られた焼結体の機械的性質を評価した. また, 金属イオンがβ-TCP焼結体の機械的性質に与える影響について検討した. ホットプレスにより焼結したβ-TCPの相対密度は96.7%以上であった. 金属イオンを添加していないβ-TCP焼結体の曲げ強度は約110MPaであった. また, Mg2+イオン固溶β-TCPの場合には, 添加量10mol%まで曲げ強度は140MPa以上であり, 特に添加量8mol%の場合の曲げ強度は160MPaであった. 一方, K+イオンを固溶したβ-TCP焼結体の曲げ強度はK+イオンの添加量の増加に伴い, 135MPaから85MPaまで低下した.
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©  日本セラミックス協会 2002
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