抄録
0∼90mol%ガドリニウム添加酸化セリウムを共沈法により合成した。この方法は、固相法よりも大変優れおり、10mol%ガドリニウム添加酸化セリウムでは、焼結を行う前に、すでに固溶が認められた。1300℃で焼結した試料のX線回折(50kV, 200mA)により、ガドリニウム添加量が0∼30mol%の間では蛍石型構造であることがわかった。ガドリニウム添加量の多い試料では、超格子のピークが認められた。これは、超格子を伴う蛍石型構造か、希土類C型構造の存在を示している。さらに、1450℃で焼結した試料の密度を密度計により測定した。その結果は、ガドリニウム添加量が10mol%では陽イオン格子間モデルであり、30∼50mol%では陰イオン空孔モデルであることを示した。