日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
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窒化ケイ素添加窒化ケイ素マグネシウム焼結体の熱的および力学的性質
板谷 清司田中 淑希子岡田 勲Hubertus. T. Hintzen
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p. 168

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抄録
1 mol%, 4 mol%および9 mol%窒化ケイ素 (Si3N4)添加窒化ケイ素マグネシウム (MgSiN2)成形体を1550∼1750℃の種々の温度で90分間, 窒素(N2)気流中でホットプレスしてMgSiN2焼結体を作製した。いずれの場合も焼結助剤としてYb2O3を1 mol%添加した。4 mol%Si2N4を添加して1600℃で90分間ホットプレスして作製したMgSiN2焼結体の相対密度は94.1%となり, 最も高い値を示した。また, 9 mol%Si3N4添加MgSiN2焼結体の破壊靭性は6.6 MPa·m1/2の高い値を示した。一方, 9 mol%Si3N4添加MgSiN2焼結体の熱伝導率はホットプレス温度の上昇に伴って増加し, 1750℃で90分間ホットプレスしたときに34.1 W·m-1·K-1と最も高い値を示した。
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©  日本セラミックス協会 2002
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