抄録
ランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物La_<1-x)Sr_xGa<1-y>Mg_yO_<3-δ>は広い酸素分圧下において高いイオン伝導率を有し、新たなSOFC用電解質として期待されている。酸素イオンの拡散による電気伝導を、酸素イオンのダイナミクスとして捉え、関連付けることは非常に重要である。本研究ではクエン酸法により作製されたLa_<0.8>Sr_<0.2>GaO_<3-δ>粉末を成型、焼成した試料を用いた。温度範囲500Kから1100Kで、4端子直流抵抗測定及び誘電緩和測定を行い、酸素イオンの伝導挙動について検討を行った。