日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2003年年会講演予稿集
セッションID: 2J34
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グリコサーマル法による MgFe2O4 フェライト微粒子粉末の合成と AC 磁場による発熱特性
*平澤 英之矢野 潤青野 宏通猶原 隆前原 常弘小西 健介神森 達雄渡部 祐司
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抄録
局所温熱療法による癌治療に用いられるマグネシウムフェライトは、均一微粒子であることが必要である。そこでMgFe_2O_4の作製にはMg及びFeの各硝酸塩とクエン酸及びエチレングリコールを原料とするグリコサーマル法を用いた。こうして得られた前駆体粉末に500~1200℃1hの焼成を行なったところ00℃で焼成した試料は30-40nmの微粒子であるがMgFe_2O_4とFe_2O_3の混合相であった。焼成温度800度では粒径が約200nm、ほぼ単相のマグネシウムフェライトを得られることがXRD及びSEM観察によって確認された。またAC磁場中での昇温実験では、焼成温度の上昇に伴い、つまりフェライトの粒径が大きくなるにつれ上昇温度も大きくなった。
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©  日本セラミックス協会 2003
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