日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第17回秋季シンポジウム
セッションID: 1G02
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炭素繊維/フラン樹脂系炭素複合材料の引張り破壊モードのwork-of-fractureに及ぼす熱処理温度の影響
*乾 浩敏安田 公一塩田 忠松尾 陽太郎
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抄録
炭素繊維/フラン樹脂系炭素複合材料を5水準の熱処理温度で作製した.これらを,片側切り欠きを持つSEVNB試験片に加工し,3点曲げ試験を行うことにより,引張り破壊モードのwork-of-fractureを測定した.また,炭素繊維の半径,ヤング率および強度分布,繊維/マトリックス界面摩擦応力,界面剥離亀裂生成エネルギーなどの材料パラメータを,別途,測定し,それらを用いて引張り破壊仕事の理論値を算出した.得られた理論値と実験値を比較した結果,理論値はオーダーで実験値と一致しており,実験値の熱処理温度依存性の傾向をほぼ再現することができた.
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©  日本セラミックス協会 2004
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