日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第17回秋季シンポジウム
セッションID: 2N05
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透明なリチウムマイカ結晶化ガラスの作製とイオン伝導
*鈴木 真紀一瀬 智美山口 朋浩北島 圀夫樽田 誠一
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抄録

マイカ系のセラミックスは電気的には絶縁体として知られている。これはマイカの層間イオンがカリウムイオンであり、そのイオン半径が大きいため、層間を移動できないからである。一方、イオン半径の小さなリチウムイオンが層間イオンである場合、リチウムイオンがキャリアーとなるイオン伝導性を示すことが期待される。しかし、リチウムマイカは膨潤性を示すため、バルクの結晶化ガラスを作製することは困難である。そこで、本研究では、ナノレベルに制御したリチウムマイカを含む透明な結晶化ガラスが得られる加熱条件と核形成剤の添加効果について、および得られた透明な結晶化ガラスのイオン伝導性を検討した。

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©  日本セラミックス協会 2004
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