日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第17回秋季シンポジウム
セッションID: 2P67
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カーボンナノチューブを用いたSiC及びSiC-SiO2ナノチューブの創製とその微細構造観察
*田口 富嗣井川 直樹山本 博之社本 真一
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抄録
カーボンナノチューブをテンプレート材料として、様々なセラミックスナノ構造体の作製が報告されている。一方、SiCは半導体材料として重要な材料であるが、そのナノチューブ作製に関しては、ほとんど報告されていない。そこで、本研究では、カーボンナノチューブをテンプレート材料として、SiCナノチューブ及びSiCを絶縁材料であるSiO2で被覆されたSiC-SiO2ナノチューブを作製することを目的とした。その結果、高真空下において、Si粉末とカーボンナノチューブを熱処理することにより、SiCナノチューブの作製に成功した。さらに、このナノチューブを低真空下で熱処理を行うことにより、SiC-SiO2ナノチューブが作製された。発表当日は、TEMによる微細組織観察結果も合わせて報告する。
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©  日本セラミックス協会 2004
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