日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 1H03
会議情報

TiO2ナノコートSiO2パーティクルの量子サイズ効果
*藤本 正之大野 智也鈴木 久男
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
ゾルーゲル法により合成されたSiO2-TiO2ナノパーティクルが高分解能透過型電子顕微鏡により調べられた。数ナノメーターオーダーのTiO2アナターゼ微結晶が単分散SiO2ナノパーティクルの表面に観察された。これらのナノメーターオーダーのTiO2結晶の量子サイズ効果により吸収帯のブルーシフト効果が起きたことが推定された。合成されたSiO2-TiO2ナノパーティクルの表面は荒れているが、その原因は酢酸と未反応のTiアルコキシドが完全に加水分解し、600℃の結晶化プロセスで成長して特定の結晶成長面が形成されたためである。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2005
前の記事 次の記事
feedback
Top