日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 1PD34
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CSD法により作製したBaTiO3とBaZrO3薄膜の結晶化挙動とその固溶体への影響
*田中 清高鈴木 一行西澤 かおり三木 健柿本 健一加藤 一実
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抄録
我々は化学溶液堆積(CSD)法により非鉛強誘電体Ba(Ti1-xZrx)O3 (BTZ)を作製し,その誘電・圧電特性は結晶子径に強く依存することが分かった。最初の焼成条件を650℃1分に統一してBTZ薄膜を作製してきたが,Zr置換量の増加によって結晶子径はx=0.10で最小を示したのに対し,表面粒径は徐々に減少した。この原因を調べるため,BaTiO3,BTZ(x=0.10),BaZrO3薄膜の結晶化挙動を確認したところ,それぞれ600℃,650℃,550℃で結晶化した。この傾向は条件を統一して作製してきたBTZ薄膜の結晶子径の変化に対応することが分かった。
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©  日本セラミックス協会 2005
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