日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 1C03
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水溶液中における一酸化スズ結晶の直接合成および有機添加物による形態制御
*内山 弘章今井 宏明
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抄録
Sn系酸化物は大容量のリチウムイオン2次電池電極として期待されナノスケールでの形態制御が求められている。本研究ではSn(_II_)水溶液のpH、温度、原料濃度を調整することで幅20μm、厚さ1μm程のプレート状の形態をもつ単相のSnO結晶を60℃で作製した。SnOの形態は前駆溶液に有機添加物を加えることで制御することが可能で、特に、クエン酸の添加では幅200nm程度のシートが集まった多孔質で円盤状の形態が得られた。このような低温合成による多孔質なSnO結晶は電極材料として期待される。
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©  日本セラミックス協会 2005
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