日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 2E05
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PS炭化物の細孔構造制御と機能性評価
*藤岡 優菅野 亨多田 清志堀内 淳一濱渕 祥生
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抄録
再生紙製造時にペーパースラッジ(PS)と呼ばれる廃棄物が排出され、PSを炭化した多孔性材料PSCの有効利用、高付加価値化が期待されている。PSCに含まれる凝集剤由来の鉄に注目し、鉄の還元挙動による細孔容量・分布に与える影響について検討した。凝集剤であるポリ硫酸第二鉄を更に添加することにより、PSCのBET比表面積は約10_から_50%、メソ孔容量は10_から_20%増加した。一方、水酸化鉄添加では、3.8nm付近の細孔容量が、700℃焼成により約2倍に増加した。以上の結果より、この細孔サイズの機能性として調湿機能に着目し、種々条件における調湿機能の評価を行った。
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©  日本セラミックス協会 2005
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