日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 2E22
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ゾル-ゲル反応と泡を利用した低環境負荷型プロセスによるセラミックフォームの作製
*冨田 崇弘川崎 真司岡田 清
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抄録
製造時にCO2がほとんど発生しない、環境に優しいセラミックフォームの製造方法を確立した。シリカゾルを泡立て、そのまま急速にゲル化させて泡状のシリカゲルを得、これを焼成してシリカフォームが得られた。さらにシリカゾルに各種粉末原料を添加することで、シリカ系セラミックフォームの製造も可能となった。環境への負荷の指標として、焼成時の重量減少を従来のセラミックフォームの製造方法と比較したところ、本法により大幅に低減できることが分かった。また、このセラミックフォームの微構造は出発ゾルの粘度や泡立て方法により制御でき、多様な微構造を有するセラミックフォームが作製できた。
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©  日本セラミックス協会 2005
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