日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 2J17
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リン酸カルシウム柱状粒子による新しい生体材料
*井奥 洪二川内 義一郎中原 和彦佐々木 修治石田 秀輝
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抄録
ヒドロキシアパタイト(Ca10(PO4)6(OH)2)およびβ-リン酸三カルシウム(β-Ca3(PO4)2)の柱状粒子によって構成される新しい生体材料を開発した。この材料は、50%-80%の気孔率を有する多孔質材料であり、柱状粒子の絡み合いによって形成される微細気孔を多量に有している。人工骨として使用する場合、動物実験において従来の焼結多孔体と比較して、速やかな骨形成および吸収が確認された。また、多孔体をバルク状、シート状、顆粒状といった任意の形状に成形することによって、培養骨のスキャホールド、DDSキャリアー、吸着担体等への応用が可能と考えられる。
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©  日本セラミックス協会 2005
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