日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第18回秋季シンポジウム & 第1回アジア-オセアニアセラミック連盟国際会議
セッションID: 2L07
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MOLB形SOFCの開発
*武信 弘一
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抄録

燃料電池は従来の発電システムに比べて高効率で環境に優しいことから近年急速に開発が進められている。その中でも、固体酸化物形燃料電池(SOFC)は作動温度が高く、高い発電効率が得られ、高温の排熱を有効に利用できることから、小規模から大規模大規模容量まで幅広い用途への適用が期待されている。中部電力と三菱重工業は1990年からSOFCの共同研究に着手し、平板形を発展させた独自の構造を持つ一体積層形(MOLB形、MOno-Block Layer Built)SOFCの開発を行っている。2001年からは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)殿から「熱自立モジュールの技術開発(一体積層形)」を中部電力と三菱重工業が共同で受託し、将来の大規模SOFC発電システムの基礎となる熱自立モジュールの開発を行っている。更に2004年度から2007年度までの4ヶ年計画として「200kW級コジェネレーションシステムの開発」を中部電力と三菱重工業が共同で受託し開発を開始した。本報ではこれまでの開発経緯並びに最近の開発成果及び開発計画について報告する。

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©  日本セラミックス協会 2005
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