日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2005年年会講演予稿集
セッションID: 1P09
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ナノ結晶電気泳動電着法によるBaTiO3薄膜の作製と誘電特性
*古賀 朋美呉 勇軍李 涓武部 博倫桑原 誠
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抄録
代表的な強誘電体化合物であるチタン酸バリウム(BaTiO3)は、新規な電子・光学材料としての多様な応用が期待されている。そこで、本実験では平均粒径10nmのBaTiO3粒子の単分散サスペンションを用いた電気泳動電着法(EPD)によるBaTiO3薄膜の作製を600℃以下の低温で行い、その誘電特性の調査を行った。BaTiO3ナノ結晶は、Ba(OC2H5)2とTi(OiC3H7)4をCH3OHとCH3OC2H4OHの混合溶媒に溶かし前駆体溶液を調製し、加水分解の後、90℃で1時間エージングすることによりBaTiO3ナノ結晶ゲルを得た。得られたゲルにCH3OC2H4OHを加え超音波解砕し、単分散サスペンションを得た。このサスペンションを用い、Cu基板上にEPDによりBaTiO3ナノ結晶薄膜を作製した。この薄膜を種々の条件で焼結し、それらの誘電特性を測定した。
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©  日本セラミックス協会 2005
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