日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 2PB02
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カーボン/スズナノコンポジット化反応と生成物の評価
*魚田 将史辛島 健吉村 巧己酒井 剛木島 剛
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抄録
フラン樹脂モノマーに鋳型剤である2本鎖型界面活性剤DDABと触媒及びSnO2粉末を配合した後、空気中と窒素中で逐次的に加熱反応させた。その結果、添加したSnO2の一部が添加成分の1つである臭化物イオンと反応しSnBr4として脱離する一方で、残ったSnO2が微細化され、さらに炭素成分と反応し還元されることによりSn超微粒子が高分散担持されたカーボンが生成することを見いだした。このSn担持カーボンは、Sn未担持カーボンに比べてその静電容量が著しく増大し、SnO2仕込み量50wt.%(Sn担持量21wt.%)のとき、最大の静電容量222F/gを示した。
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©  日本セラミックス協会 2006
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