日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 1C09
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希土類イオンを共付活した酸窒化ケイ素ガドリニウムの蛍光特性
*川名 道哉板谷 清司ヒンツェン エイチ ティ幸田 清一郎
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抄録
酸化ガドリニウム(Gd2O3)と窒化ケイ素(Si3N4)の混合粉体を窒素雰囲気中で1700℃、2h加熱して、メリライト構造を有する酸窒化ケイ素ガドリニウム(Gd2Si3O3N4)を合成した。この化合物を母体結晶にして種々の付活剤を添加し、それらの蛍光特性を評価した。付活剤としてCe3+を添加した場合には、395 nmにピークを有する励起スペクトルを観察した。このCe3+に加えて、さらにもう一種類の付活剤を添加し、395 nmに励起ピークを有する蛍光体を合成するための諸条件を検討した。その結果、Ce3+とTb3+を共付活した場合にはCe3+からTb3+へのエネルギー伝達が観察されたが、これによって395 nmの光を発する紫外LEDにより励起可能な緑色蛍光体を合成することが可能になった。
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©  日本セラミックス協会 2006
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