日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 1PC21
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新規タンタル酸塩系光触媒の合成と評価
*木部 英敏上松 和義戸田 健司佐藤 峰夫
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抄録
タンタル系複合酸化物は水分解における光触媒として優れた特性を持つことが知られている。タンタル系酸化物は高いポテンシャルの伝導帯を持ち、水の水素への還元反応に対して有用であることから、光触媒材料を構成する主要金属元素として注目されている。そこで本研究では、希土類を含む層状タンタル酸塩NaRbLnTaO5( Ln = La、Pr、Nd、Sm )を合成し、その光触媒特性の評価を行った。活性は希土類に強く依存し、Ln = Ndにおいて最も高い活性を示した。水分解における水素発生量は、911 μmol / hとなり、助触媒なしの光触媒単独の水分解活性としては非常に高い値を示した。
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©  日本セラミックス協会 2006
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