日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 2E24
会議情報

高規則性メソポーラス Pt-Ru 合金微粒子の合成と構造
*山内 悠輔大砂 哲門間 聰之逢坂 哲彌黒田 一幸
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
溶媒揮発法を利用しリオトロピック液晶を導電性基板上に形成させ、電析法によりメソポーラスPt-Ru合金を合成した。生成物は、数百nm程度の球状粒子であり、その粒子内部には高規則性のメソポーラス構造が形成していた。本手法では溶媒揮発法用いてLLC液晶の形成を行っており、従来のLLC液晶と比べ高い規則性を有するLLC液晶が形成可能であった。本検討においては、このような高い規則性を有するLLC液晶を鋳型として用いることで、従来の報告にはない高い規則性・長周期を有するメソポーラスPt-Ru合金の合成に成功した。微細構造解析の結果、PtとRuは骨格中に均一に分布しており、ナノスケールでの相分離は確認されなかった。また、電子線回折ではfcc構造に帰属可能なリング状の回折円であり、RuがPtに置換固溶されているものと考えられる。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2006
前の記事 次の記事
feedback
Top