抄録
低消費エネルギー、低環境負荷、エッチングダメージ低減等の観点から、溶液プロセスによるセラミックス合成およびデバイス作製が提案されており、粒子・薄膜等の合成手法が拓けてきている。本研究では、発光材料として期待されるZnOの水溶液合成およびパターン化析出を実現した。また、蛍光特性向上のためには酸素欠陥の導入が有効であるが、水溶液中におけるZnO結晶の成長速度を制御することにより、六角柱、楕円体、多針体の形態を有するZnO結晶微粒子を作製してZnO結晶への欠陥の導入・形態制御を行い、可視発光特性の向上を行った。