日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 2F08
会議情報

骨格中に有機基を含むかご型シロキサンユニットのアルコキシシリル誘導体を用いたナノハイブリッドの構築
*久家 秀喜下嶋 敦黒田 一幸
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
メチレン基を骨格中に含むかご型シロキサンユニットのモノ-、ジ-、トリ-アルコキシシリル誘導体を構造単位として用い、新規なシリカ系ハイブリッドを合成した。各構造単位の合成は、ビス(トリエトキシシリル)メタンより選択的に形成されるかご型オリゴマーをモノ-, ジ-, トリ-エトキシクロロシラン((EtO)nMe3-nSiCl, n = 1, 2, 3)を用いてシリル化することにより達成した。酸性条件下における各構造単位の加水分解・縮重合反応によって得られたゲルは、アルコキシ基の数によって構造、形態が大きく異なることが分かった。さらに、構造規定剤として非イオン性界面活性剤を混合することによりハイブリッドメソ構造体が生成した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2006
前の記事 次の記事
feedback
Top