日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 1H28
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強磁場下でのBa2TiSi2O8系ガラスのナノ結晶化挙動
*豊原 望紅野 安彦藤原 巧植松 敬三小松 高行
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抄録
ガラス中に非線形光学結晶を含有するナノ結晶化ガラスは光に対して高い透明性を持ち、作製方法が容易であることから単結晶材料に代わる新たな光デバイスとしての応用が期待できる。しかし二次の非線形光学特性は単結晶材料に比べて小さい。この原因の一つとしてナノ結晶化ガラス中の結晶粒子は結晶方位がランダムであることが挙げられるが、結晶方位を一方向に揃えることができれば、より高い非線形光学特性を得ることが期待できる。本研究では、Ba2TiSi2O8 (BTS)系ガラスを10 Tの強磁場中で結晶化を行い、結晶化挙動、結晶配向および二次非線形光学特性に対する強磁場印可の効果を調査した。
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©  日本セラミックス協会 2006
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