日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第19回秋季シンポジウム
セッションID: 3L19
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アパタイト-ポリグルタミン酸複合体の創成
*杉野 篤史居石 智子宮崎 敏樹大槻 主税
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抄録
有機高分子とアパタイトからなる複合体は,骨結合性ならびに天然骨に近い機械的特性を併せ示す骨修復材料として期待される。この種の複合体を得る手法として,アパタイトの核形成を誘導する官能基を含む材料を,ヒトの体液に類似した組成を持つ擬似体液中に置き,表面にアパタイトを形成させるバイオミメティック法がある。体液環境下でアパタイトの核形成を誘導する官能基としてカルボキシル基が知られている。本研究では,カルボキシル基に富むγ-ポリグルタミン酸ゲルを合成し、擬似体液中におけるアパタイト形成能を調べた。得られたゲルは、予めカルシウムイオンを導入しておくことにより擬似体液中で7日以内にアパタイトを形成した。
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©  日本セラミックス協会 2006
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