日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 2C07
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ゾルーゲル法によるMgWO4粉体の作製とその焼結特性
*福田 良平杉山 弘晃川原 稔央西尾 圭史安盛 敦雄木練 透
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抄録
我々はこれまでに、ゾルーゲル法によって低温短時間で単層のZrW2O8焼結体を作製できることを報告した。また、ZrW2O8は負の熱膨張係数を示し‐8.3×10-6/degであった。この負の熱膨張を有するZrW2O8と他の材料を複合化することで熱膨張係数を制御し、より小さくすることが期待できる。本研究ではZrW2O8と同じオーダーで正の熱膨張を示すMgWO4粉体をゾルーゲル法によって作製し、その焼結特性を明らかにすることを試みた。 出発原料としてMgCl2、WCl6を用いたゾルーゲル法によってMgWO4粉体を作製できた。この粉体をペレット成型し800℃、1時間焼成することで単層のMgWO4焼結体を得ることができた。得られた焼結体の評価はXRD、SEM、TMAを用いて行った。
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©  日本セラミックス協会 2006
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