日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 2C22
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積層無秩序構造を有する炭化珪素の構造変化
*小寺 康博豊福 直樹山本 武志大柳 満之
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抄録
炭化珪素(SiC)は多くの興味深い特性を有するが、その優れた熱的安定性がゆえに緻密化を行うことは非常に困難であった。しかし、メカニカルアロイングを用いて作製した積層無秩序構造を有するSiCをパルス通電焼結法にて焼結すると、焼結助剤を添加せずとも短時間で相対密度99%以上の緻密体を得られることがわかった。このとき、高密度焼結体は3C-SiC構造を有した。そこで、X線回折法、NMR法、Raman分光法などを用いて構造解析を行い、積層無秩序構造から3C-SiC構造への秩序過程を詳細に検討した。
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©  日本セラミックス協会 2006
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